【マレーシア観光】ジョホールバルにARTが2025年開通予定!

バス 知っていると便利
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こんにちは!マレーズです。

マレーシアの首都クアラルンプールには、MRTやLRTといった電車が沢山あります。クアラルンプールは人口が増えているために需要もあり、MRTやLRTの延伸工事は2024年現在も進められています。

ジョホール州の中心のジョホールバル(日本では以前サッカーの試合で有名になりましたね)は、現在は特に観光地ではないため、電車はKTMというクアラルンプール方面に行ける長距離電車しかありません。一度は頓挫したシンガポールからクアラルンプール間の高速鉄道も、開通に向けて再検討されていますが、普段の生活は、車・タクシー(grab)やバスでの移動がメインとなっています。

しかし!シンガポールからのMRTが延伸してマレーシア・シンガポール間の電車(RTS)が2027年初頭に開通(予定)するとなると、ジョホールバルエリアの交通整備も必要になってくるということで、

当初は2021年に開通予定だったこのARTは、2023年末から2024年へと開通予定が延期され再度延期。ついに2025年中に自動運転3両編成の一見電車に見えるロングバス(ART)が、ジョホールバル(イスカンダル・マレーシアエリア)を周回することが決まりました。

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ARTとは?


ART】とは「Automated Rapid Transit」の略で、このARTはマレーシア・ジョホール州に2025年中に導入されます。またプトラジャヤ・ボルネオ島のサラワ州クチンにも開通予定とのこと。一見電車?に見えるこのロングバスは、最高時速70kmまでの速度が出て3両で約240人まで収容でき、最大5両まで連結できるそう。

LRT(電車)のように線路を敷く必要がないので、低コストで早くルートを作ることができます。また電気や水素で動くので、環境に優しい次世代のバスです。

ジョホール州・Iskandar Malaysiaエリアでは、エリア人口90%の人々の移動手段にしていく予定ということです。
2024年2月1日-4日にはプトラジャヤで一般向けに試乗会が行われました。

LRTか、それともバスか?中国製「ART」とは何者か(東洋経済オンライン)
2月1日から4日にかけて、マレーシアの首都クアラルンプール近郊、プトラジャヤ地区にて中国中車(CRRC)株洲が開発を進めている「ART(Autonomous Rapid Transit)」の、東南アジアで初となる一

ARTのコース

ART路線図
IMBRTの路線図(予定)

コースは、それぞれジョホールバル中心地からIskandar Puteri方面(西方面)・Skudai方面(北方面)・Tebrau方面(東方面)の3ラインが最初に作られ、33ヶ所バス停が設置される予定です。またさらに新たなラインは、3ラインの完成後に順次出来上がっていくそうです。

正式名称は、IMBRT(Iskandar Malaysia Bus Rapid Transit)。

Iskandar Puteriライン

2021年4月から7月まで自動運転のテスト走行済み。
2021年12月着工、2023年末開通予定でしたが、2025年までに開通予定と変更されています。中心部から西にSKUDAI KIRI-BUKIT INDAH-MEDINIまで向かうルートです。

Skudaiライン

2022年4月着工。2024年半ば開通予定でしたが、2025年までに開通予定と変更されています。中心部のWADI HASSANから北にLARKIN-SKUDAI KIRIを通って、TUN AMINAH-UTM方面に向かうルートです。

Tebrauライン

2022年7月着工。2024年後半開通予定でしたが、2025年までに開通予定と変更されています。中心部のBUKIT CHAGARから東にSENTOSA-MOUNT AUSTIN-TEBRAU CITY-DESA JAYA方面に向かうルートです。

ARTの駅周辺は歩道も整備され、周辺の家からは徒歩で行けるように整備もされるとのこと。ジョホールバルエリア便利になっていきますね。発展途上の国での生活は街の発展や変化が寂しいような嬉しいようなそんな気分になります。

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