【マレーシア・コロナ】2023年2月15日現在の新型コロナ感染者数・コロナ関連規制の現状&ワクチン最新情報

コロナ状況 コロナ感染状況
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こんにちは、マレーズです。

マレーシアではコロナウイルス感染者数の増加により、2021年6月1日から全土でロックダウンとなっていました。1日の新規感染者が一時激増したあと、横ばいの2万人前後でなかなか減っていませんでしたが2021年9月19日頃から徐々に感染者は減少し、新規感染者の減っている地域のロックダウンは少しずつ解除されていきました。現在マレーシア国内でロックダウンされている場所はありません。

長期間のロックダウンでマレーシアの経済活動はしばらく止まってしまっていましたが、2021年8月16日からは以下の指定店舗で条件付き営業が再開されました。また8月20日からは、ワクチン接種完了者のみ指定店舗の利用とレストランでの店内飲食が出来るようになりました。(ワクチン接種済み保護者の18歳以下の子どもも許可されました。) 

在宅ワーク・子供たちの在宅オンライン授業は、マレーシアにビザなどの関係で入国できない人が受けていたりしました

2022年4月27日(水)に「My Sejahteraアプリを使っての施設入店時のチェックイン」・「公共の場でのマスク着用義務」・「空港でのコロナ検査等」のSOP(コロナ関連のルール)変更の発表があり、2022年5月1日からは大幅にコロナ関連の規制が緩和されました。

このページでは、マレーシアの2020年3月当時からのロックダウン状況や最新コロナ感染者数、またマレーシアで接種が認められているワクチンの種類や接種状況など、マレーシアにおける新型コロナ情報についてまとめていますので、良かったらご覧ください。

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2023年2月15日現在のマレーシアのコロナ感染者数 最新情報

2月15日の新規感染者 237人(5/2に1,000人を切りました)
現在の感染者数 9,375人
合計感染者数 5,040,087人
死者数 1人


2022年2月6日に、マレーシアの新規感染者は再び10,000人を突破してしまいました。2月11日には新規感染者が20,939人と再度2万人を突破。2月19日には過去最高の28,825人の新規感染者を記録。
2月23日には31,199人に増加しました。(119人が海外からの感染者
そしてついに3月5日には、過去最高の33,406人を更新。でも軽症または無症状の場合が99%以上

一時は2,000人台で安定していましたが、オミクロン株の感染拡大スピードはかなり早かったですね。

一方で死者は2022年1月末に10人を切っていて、2月に入ってからも10人前後にとどまっていましたが、2022年2月14日に20人を超え2月17日には39人を超えました。(ただし人によって体質や免疫力の強さが違ったり持病がある可能性もあるので、亡くなった方すべてがコロナだけが原因とは限らない)28日には75人になり増加傾向でした。

2022年9月13日から25日の間に、マレーシア全土でデルタ株とベータ株の感染者が、合計475人見つかりました。

9月16日に観光が再開されたランカウイ島で、9月30日観光客(ヌグリ・スンビラン州からの3歳児)のコロナ感染者が見つかり、10月4日にはランカウイ島のホテル従業員50人以上がクラスターが発生。ホテルは一時的にクローズになっていました。

10月3日に、ようやく全土の1日の感染者数が1万人を切りました。

10月10日のニュースで、ペラ州・ヌグリスンビラン州・パハン州で合計845人のクラスターが発生したとのこと。それぞれ勤務先・コミュニティなど。
10月11日からは、州間移動やマレーシア人は海外にも行けるようになりました。

11月11日にマレーシア国内で新しいデルタ株の感染者が48人検出され、34人がペナン州・12人がパハン州・2人がペルリス州出身。
今までしばらく4,000人-5,000人台だった新規感染者が、11月11日から再び6,000人台と増加傾向にありました。この時期は、withコロナ方針のマレーシアでした。

11月22日、ランカウイ島のリゾート「ザ・ダタイ・ランカウイ」でコロナ感染者が16人出たとのことで、23日から12月1日までは休業。感染は旅行者からではなかったとのこと。


11月28日に、11月7日以来再び1日の感染者数が4,500人を下回りました。

12月1日に、ボルネオ島・サンダカンの学校で、対面授業再開後初の24人のクラスター、スランゴール州のサイバージャヤの寄宿学校でも65人の学生から陽性反応が出てしまい、242人の生徒が隔離されていました。

そして12月2日には、シンガポールで今日【オミクロン株】感染者12月3日にマレーシアでもWHO発表後初の【オミクロン株】感染者が出ていました。

実は、WHOが【オミクロン株】という変異株が現れたことを発表する前の11月19日に、南アフリカからシンガポール経由でクアラルンプールに帰国した大学生がオミクロン株に感染していたことが分かりましたが、この時点ではオミクロン株という新しい変異株があるということは発表されていませんでした。


オミクロン株が検出されている国からの観光客は、ランカウイ島へ(マレーシア)に行くことが一時的にできなくなっていました。

2021年12月29日、マレーシア国内にオミクロン株感染者は少なくとも306人いると保健省より発表されました。市中感染者も1人いるとのことですが、殆どは海外からの帰国者でした。

2022年4月10日には、2月5日以来久しぶりに新規感染者が8,112人と1万人以下になりました。

2022年4月26日今まで5,000-6,000人台で推移していた新規感染者数が、一気に下がって2,478人にまで減少しました。

2022年5月1日にSOPが緩和されてから新規感染者数は下降を続け、5月3日にはついに1,000人を切りました。ただハリラヤのお祭りあとからは、徐々に増加していました。

1日のコロナ新規感染者数

2021年7月14日マレーシア全土のコロナウイルス新規感染者数は、11,079人と初めて1万人に到達。8月5日にはついに20,596人と2万人に達してしまいました。その後は一日に19,000-20,000前後と横ばいでしたが、9月19日頃から新規感染者は徐々に減っていきました。

またスランゴール州の新規感染者数は、一旦減ったあと再増加してサラワ州と最多感染者を競い合う状況になっていました。サラワ州は9月12日にマレーシアの州で最多の5,291人となりましたが、9月末には両州とも1,000-2,000人台に落ち着いてきました。

10月に入ってからは、全国の1日の新規感染者数は10,000人を切り、7,000人前後になり、10月18日には5,218人を記録した2021年6月28日以来はじめて5,000人台にまで減少しました。

10月21日に保健省の大臣の発表によると、今まで6,000-7,000人の間で続いていたコロナ感染者数は10月11日に州間移動が再開されて以来、1日の感染者数の平均値が約7,500人と少し増加。


2021年12月12日、2021年5月以降ようやく1日の新規感染者数が4,000人を下回りました。

2022年1月には1日の新規感染者数が2,000人台半ばまで減少しましたが、また1月6日から3,000人台と増え始め2022年1月11日までに、マレーシア国内では245件のオミクロン株感染者が出ていました。
そして、2月6日には再びマレーシアのコロナ新規感染者が10,000人を突破。
2月1日からの旧正月の集まりは今回規制されなかったので、また感染が再拡大してしまいました。

2022年5月からコロナ関連の規制が緩和されて以降、新規感染者は減りも増えもせず1日につき4,000-5,000人の間で推移していました。

マレーシア現在のコロナ感染者数(オミクロン株)

感染者数は2021年7月14日に初めて10万人を突破し20万人超になっていましたが、2021年9月末には17万人台まで減少。2021年10月16日に、ようやく10万人を切りました。

2022年7月当時のマレーシア国内のコロナ感染者数は、約45,306人でした。

マレーシア1日の死者数

死者は、マレーシア全土で2021年7月8日に初めて100人超、7月26日には初めて200人を超え、8月12日に318人になりました。その後毎日の死者は少しずつ減ってきていたものの、なかなか200人以下にはなりませんでしたが、8月23日にようやく一時的に200人を切りました。

しかし8月26日には初めて393人と300人を突破、9月11日は592人と今までで最多の死者数になりましたが、10月4日にようやく100人を切って76人になりました。

そして2022年2月当時は10人前後となっていましたが、2月18日から39人、3月に入り80人弱と増加傾向でしたが、2022年8月当時は10人前後で推移していました。

ジョホール州の最新状況

ジョホール州では、2021年6月24日に1日の新規感染者が282人にまでに減りましたが、7月26日に1,449人まで達し、8月25日に新規感染者数が更新され1,832人、8月26日は1日でさらに約1,000人増え、2,785人になりました。
10月3日になって981人とようやく1,000人を切りました。

ジョホール州は、9月24日から第2フェーズに移行しロックダウンが解除されました。
10月8日から第3フェーズに移行し、10月25日からは第4フェーズに移行しました。


州都ジョホールバルでもいろんなお店が営業を再開してからは時々クラスターが起こっていました。スーパーマーケットでのクラスターも発生していて、一度でも陽性感染者が発見されるとスーパーは1-2日消毒のため閉店になっていました。

規制が緩和された8月後半のころは、モールに行ってもレストランでご飯を食べている人はほとんどいなく、宅配の注文の通知があちこちで鳴っているような状態でした。

しかし、9月後半になってからはワクチンを接種してから14日・28日経った人が増えたのか、レストラン店内で食事している人もちらほら見かけるようになりました。またホーカー(屋台が集まった所)でご飯を買って持ち帰っている人を多くみかけました。

9月24日にロックダウンが解除されてからは、公園には気分転換するために沢山のマレーシア人が散歩しに来ていたり、道路でもサイクリングやマラソンをしている人やマレーシア国内の旅行に出かける人も多くなりました。

2021年11月に入ってから、引き続きお店に入るにはマスクの義務や2m程度のソーシャルな距離を保つこと・手の消毒や検温などは必要でしたが、州を超えた移動ができるようになったので、人や往来は今まで通りに戻っていきました。レストランでもワクチン接種が完了している人は適切な距離を保って、食事していました。

2021年12月になると、ジョホール州の中心部は車の往来がほぼロックダウン前に戻り、ショッピングモールは場所によっては沢山のお店が閉店してしまいました。人件費削減のためか一時的に閉店していたお店は2022年7月当時は再開しているお店もありましたが、もぬけの殻のようになってしまっているモールもありました。

レストランやフードコートなどでは、以前は隣の席との距離がかなり離れたテーブルで食事をしている人を多くみかけ、店内飲食する人よりも持ち帰ったり宅配を頼んでいる人の方が多かったですが、2022年7月当時のテーブルは通常の配置に戻って1テーブルの人数制限のみになっていました。

買い物については、コロナ禍にネットショッピング需要が増加したことでネット系サービスの質がかなりあがっています。首都クアラルンプールよりもメジャーブランドの店舗が少ないジョホール州では、店舗よりも品数が豊富で売り切れの心配がない、ネットショッピングを利用する人が増えている印象ですね。

2021年12月25日に、ジョホール州でオミクロン株感染者2人(ご夫婦)が確認されました。12月16日にサウジアラビアからマレーシアに入国したとのこと。

2022年1月20日に保健省より発表にありましたが、1月24日に買い物に出かけた時の入店時の体温チェックがなくなっていました。場所によりまだチェックしている所はありましたが、少しずつ規制が解除されて徐々に生活しやすくなっていったのを実感していました。

2022年4月1日から、マレーシア・シンガポール間の国境が陸路・空路ともに再開され、両国とも観光客も入国できるようになりました。ジョホールバルでは、2年ぶりにシンガポールナンバーの車を徐々に見かけるようになりました。

そして、5月1日からは施設への入店時に必須だった「My Sejahtera(マイスジャテラ)」アプリを使ったチェックインが廃止され、屋外でのマスク着用義務も混雑しているところ以外は廃止ワクチン未接種者でもすべての施設に入れるようになりました。(これらは、いくつかあるうちの主な規制緩和です)

マレーシア ワクチンの種類

マレーシアで使われているワクチンの種類は

ワクチン接種2回】 「ファイザー」・「アストラゼネカ」・「シノバック」・「シノファーム」
ワクチン接種1回のみ】 「ジョンソン&ジョンソン」・「カンシノ」

となっています。それぞれワクチン接種完了から下記の一定期間が過ぎると、現在営業しているすべての店舗に入れるようになりました。(12歳以上から大人まで。11歳以下の入店制限はなし)

◎2022年1月3日からは、保護者がワクチン接種済みでも12-18歳の子どももワクチン接種をしていないと州間移動はNG・またワクチン接種完了者のみ入れるお店には入れなくなっています。
※2022年4月から、ワクチン未接種の場合でも州間移動は可能になりました。

ワクチン2回接種者】(ワクチン種類:ファイザー・アストラゼネカ・シノバック・シノファーム)は、2回目のワクチン接種完了から14日以上経過していればOK
※2022年4月1日までに、シノバック接種者はブースター接種(3回目)を終えていないと、My Sejahteraアプリから「Fully vaccinated」表示が削除されます。

ワクチン1回接種者】(ワクチン種類:ジョンソン&ジョンソン・カンシノ)は、
ワクチン接種完了から28日以上経過していればOK

2022年11月のマレーシア・コロナワクチン接種状況

ワクチン

マレーシア政府は、マレーシア在住者(日本人を含む外国人も)へのワクチン接種に力を入れています。公務員や学校の先生のワクチン接種やショッピングモールの従業員などは、ほぼワクチンが義務化されていました。

2022年11月6日
当時
ワクチン接種完了者(2回):27,520,626人
ブースター接種完了者(2回):16,782,360人

ワクチンはマレーシア居住者に、国の認可が降りているワクチンは無償提供されています
が、2022年6月以降は子ども向けのファイザー製ワクチンが有料になりました。

2022年2月3日のマレーシアのワクチン接種率は、78.5%となっていましたが、3月7日時点で成人の98.7%がワクチン2回接種完了しています。ブースター接種率は64%とのこと。(JETRO情報)

2022年3月12日時点で、31%の子どもがワクチン接種済。
5月2日時点で、868,859人の子どもたちがワクチン接種完了していました。

2021年7月

2021年7月13日クアラルンプール郊外にある大規模なワクチン接種会場では、ボランティアの職員約200人のクラスター感染が発生しました。施設を消毒し、スタッフも交代してワクチン接種は引き続きこの会場で受けられるようになりました。

2021年8月

マレーシア在住の外国人は、アプリからワクチンの予約をするとワクチン接種を受けることができました。スランゴール州では、8月12日から外国人でも予約なしで身分証の提示でワクチン接種が受けられるようになりました。

2021年9月

9月21日首相からの発表によると、マレーシアの大人のワクチン接種率は80%に達したとのこと。
そして、9月22日にはマレーシアの大人のワクチン接種率が90%を超えたら、州を超えた移動が可能になるとの発表がありました。

2021年10月

アストラゼネカ製ワクチンの1回目と2回目の接種間隔は、10月1日から9週間(63日)から6週間(42日)に短縮されました。ちなみにファイザー製は21日・シノバックは14日間隔をあける必要があります。

10月11日から、大人のワクチン接種率が90%に達したため、州間の移動許可とマレーシア人は海外旅行にも行けるようになりました。ただしワクチン接種完了者のみ(2022年2月現在)

現時点では、海外からの観光客はマレーシアに入国できませんが、ワクチン接種完了者のみ11月15日からランカウイ島へ隔離なしで入国できるようになりました。

2021年11月

2021年11月7日、マレーシア国内でのワクチン(ブースター接種)に使用できるワクチンに、中国製の【シノバック】とイギリス製の【アストラゼネカ】が条件付きで承認されました。従来はファイザー製のみ。

シノバック製は2回目接種から3-6ヶ月後、ファイザーとアストラゼネカ(AZ)はいずれも2回目接種の6ヶ月後からブースター接種が出来るようになるとのことでしたが、2021年12月29日からはファイザーとAZワクチン接種完了者は、2回目接種完了の3ヶ月後からブースター接種が出来るようになりました。

また11月29日からマレーシア人のシンガポールへの入国はクアラルンプールからの空路に加え、ジョホールバルからの橋を使った陸路も再開。ワクチン接種者でジョホールバル・シンガポールそれぞれで雇用されている長期パス保有者のみ行き来できるようになりましたが、再開初日にコロナ陽性者がマレーシア側で発見されてしまいました。

ワクチン接種完了者は、国家回復計画(NRP)の段階に関わらず、すべての施設に入ることが出来るようになりました。

2021年12月

2021年12月、マレーシアの成人のワクチン接種率は97%を越えました。

2022年1月

2022年1月7日現在、マレーシアの成人の97.7%がワクチン接種完了。

2022年2月

2022年2月3日から、5-11歳までの子供へのワクチン接種がスランゴール州のクランバレーから始まっています。(ファイザーのみ)517,107人の子どもの接種申し込みがあったそうです。(保健省のカイリー大臣からの発表)

◎2月14日から、シノバックのブースター接種にシノバックを選べるようになり、また接種会場(PPV)でウォークイン接種できるようになりました。(2月12日発表)

接種可能場所は、Protect Health のサイトで確認できます。

2022年3月

◎3月7日からワクチン接種センター(PPV)で、子ども向けの「シノバック」ワクチンのウォークイン接種が可能になりました。また子ども用ワクチンとして、ファイザー製のほかに基礎疾患などファイザー製ワクチンが打てない子どもや、親の意向でシノバックが選択できるようになったとカイリー保健大臣が発表。(くわしくは、MOEホームページ(マレー語))

◎3月7日 カイリー保健大臣が、ファイザー製のコロナの治療薬で経口抗ウイルス薬「パクスロビド」が2週間以内にマレーシア国内で販売されるようになると発表。

2022年5月

◎5月31日 5-11歳の子ども向けファイザー製ワクチン(1回目)の無料接種が終了して、6月からは有料化。シノバック製とともにクリニックでウォークイン接種が可能でした。

マレーシア・コロナ最新情報

ブキビンタン

ロックダウン中は生活に必要不可欠なお店以外はすべて閉まっていましたが、マレーシア政府は国内経済とワクチン接種完了率を考慮しつつ、規制は徐々に解除し始めました。

一方で感染者がふたたび増えてしまっている所は、再度厳しい行動制限令が出されていました。

ロックダウンが決まった経緯

去年2020年3月から2021年5月までのマレーシア全土の1日の新規感染者数は、平均2,000人台で多くても5,000人台でした。

しかし2021年5月後半のラマダン(断食)明けのお祝いのあとから急激に増えはじめ、とうとう5月末には9,020人まで達してしまったため、2021年6月1日から2週間の全土ロックダウン(FMCO)が決定しました。

2021年6月の変化

◎6月28日から、全土のレストランは持ち帰りのみで8時から20時までの営業時間が、6時から22時まで延長されました。

2021年7月の変化

◎7月5日からクランタン、トレンガヌ、パハン、ペラ州は、ロックダウンが解除され、MCOへ移行。
操業可能な業種が拡大。

◎7月7日にペナン州もロックダウン解除(MCOへ)

◎7月10日からサバ州もロックダウン解除(MCOへ)
出社できる社員の上限も60%から80%に引き上げられました。

7月18日から31日まで、スランゴール州の政府が指定した4ヶ所のエリアがEMCOになります。
それ以外の場所のEMCOは解除され、マレーシア国家の回復計画の第1フェーズに入りました。

◎7月20日はイスラム教のハリラヤ・ハジ(犠牲祭)でした。7月18日から21日まで感染者数の増加を抑えるために、警察の許可(ワクチン接種のためや緊急の場合のみ)がない場合は州間移動が禁止となりました。

2021年8月の変化

◎8月4日から、ペルリス州・サラワ州・ラブアンの3ヶ所は、国家回復計画の第3フェーズに移行しています。ペルリス州とラブアンは新規感染者が一桁なので納得ですが、サラワ州だけは、新規感染者がまだ600人を超えているのに、なぜか第3フェーズに移行しました。

◎8月10日からワクチン接種を終えた州をまたいで暮らしている夫婦は、州を越えて会うことができます。またワクチン接種を完了したイスラム教信者は、モスクでの礼拝が出来るようになりました。

8月16日から全土の第1フェーズ・第2フェーズの場所での指定店舗の営業が再開されました。(ただし利用できるのはワクチン接種完了後一定期間がたった人のみ。そして利用時には、スマホアプリのデジタルワクチン証明書の提示が必要)

◎8月23日からサバ州・ペラ州・ケダ州・パハン州の11ヶ所で、一番厳しい行動制限令のEMCOが出されました。

◎8月26日から、ヌグリ・スンビラン州は第2フェーズ・ラブアンは第4フェーズに移行しました。

2021年8月16日から第1フェーズ(ロックダウン)地域で営業許可された店舗

  • 洗車場
  • 電気店
  • 生活(キッチン)用品店
  • 家具店
  • スポーツ用品店
  • カーアクセサリー店
  • 自動車販売センター
  • 朝市・ファーマーズマーケット
  • 衣料品(アクセサリー)店(試着室は使用NG)
  • ジュエリー店
  • 理髪店・美容院(カットのみ)

このほか、ジョギングやサイクリングなどの運動のために、近所の公園には行けるようになりました。

2021年8月16日から第2フェーズの地域で営業許可された店舗

  • 写真店
  • 中古店
  • 花屋(種苗)店
  • 手工芸店・土産物店
  • アンティーク店
  • おもちゃ屋
  • クリエイティブ産業用品店
  • アウトドア用品店
  • 化粧品(香水)店
  • タバコ(電子タバコ)店

それぞれのフェーズの11業種以外と必需品を扱うお店で働いている人以外のほとんどの人は、引き続き在宅ワーク、そして子供たちも在宅オンライン授業を受けていました。

また2021年12月の時点で就業者や学生はは、通勤・通学またはオンラインワーク・オンライン授業のどちらかの選択方式になっていました。

2021年8月20日以降の大幅な規制解除内容

8月20日からは第1フェーズの地域と第2フェーズ以降の政府の指定地域で、ウイークリーマーケット、ナイトマーケットが再開されました。

半径10km圏外にも車移動できるようになりました。(州外への移動は、第4フェーズになるまで不可)

また店内での飲食は、ワクチン接種が済んでいる人のみ許可されました。
※ただし、これらのお店を利用するにはワクチン接種が完了している必要があり、デジタルワクチン証明書を提示しないとお店を利用できませんでした。またワクチン接種が完了していても、一定期間経過していない場合はお店を利用することはできませんでした。


ワクチン2回接種者】(ワクチン種類:ファイザー・アストラゼネカ・シノバック・シノファーム)は、ワクチン接種完了から14日以上経過していること

ワクチン1回接種者】(ワクチン種類:ジョンソン&ジョンソン・カンシノ)は、
ワクチン接種完了から28日以上経過していることが条件となります。

ワクチン接種完了者(親・保護者)は17歳以下の子どもを(奨励はされませんが、)ワクチン接種完了者が利用できる店舗に連れていけるようになりました。
ワクチン未接種の場合は、17歳以下の子どもが公共の施設に立ち入ることが奨励されません。
(以前は12歳以下の子どもの施設立ち入りは禁止だったので、規制が緩和されました。)
2021年10月からは、18歳以下の子どもも立ち入り出来るようになり条件が緩和されました。

再び2022年1月から、12-18歳以下の子どももワクチン接種済みでないと店舗などに入れなくなりました。

6時から20時まで、居住地と同一地区内の野外でソーシャルディスタンスを保つことを条件に、個人で行うスポーツは許可されました。(水泳ジョギング・運動・サイクリング・釣り・乗馬・登山・2人で行う球技・ゴルフ・ピクニックやキャンプなど)

9月9日から以下の業種や店舗営業の規制が、さらに緩和されました。
クリエイティブ・コンテンツ制作や放送
屋内外でのライブパフォーマンスや撮影など(定員の30%まで)
クリエイティブ産業の屋内外での撮影
屋内大道芸
ホテルラウンジでの公演
映画館(定員の50%まで)
美術館・展示ホール(予約制・定員の30%まで)

9月10日からワクチン接種完了者のみ以下の規制が緩和されました。
ジムを除く屋内のスポーツ活動

屋内の商業スポーツ施設やレクリエーション施設(予約が必要)

花屋・種苗店の利用

アウトドア用品店の利用


ハウジングギャラリーの利用

公共・民間企業の行事(セミナー等)の実施 第2・3フェーズは定員の50%・第4フェーズは定員まで参加可能。ワクチン未摂取者は自己検査キットで検査必須)

スポーツ観戦(10/1から第2フェーズ以降の州)マスク必須・飲食不可・18歳未満は参加不可

車の乗車人数は定員まで可能になりました。タクシーはドライバー含め2人まで。(ワクチン接種完了者のみ)

ワクチン未接種の場合は、車に2人まで乗車可能

2021年9月の変化

◎9月4日から、マラッカ州は第2フェーズ、ヌグリ・スンビラン州は第3フェーズに移行しました。

この時点で
第2フェーズ:クランタン州・サバ州・トレンガヌ州・パハン州・ペラ州・ペナン州・マラッカ州の7州第3フェーズ:サラワ州・ヌグリスンビラン州・ペルリス州・ラブアンの3州と1連邦直轄地
となっています。

◎9月10日から、クランバレーが第2フェーズに移行しました。

◎9月16日から、マレーシア在住者のみランカウイ島での観光が出来るようになりました。(州移動が出来る第4フェーズ地域居住の人のみ)

9月17日から、第2·第3フェーズの州でコンドミニアムなどにあるジムが利用可能になりました。
利用可能時間は、最大6-22時で、キャパシティの50%の人数まで利用可能

9月23日からレストラン・コンビニ・スーパーマーケット・ミニマート・ガソリンスタンドは、朝6時から夜0時まで営業出来るようになりました。

9月24日から、ジョホール州が第2フェーズ(ロックダウン解除)、パハン州が第3フェーズ、ヌグリ・スンビラン州が第4フェーズへ移行しました。

◎9月27日から、ボルネオ島・サバ州のKampung BambanganがEMCO地域になりました。

◎9月30日から、パハン州のGenting Highlandsの観光がパハン州の住民に向けてのみ再開・またジョホール州のレゴランドホテルの営業が再開されました。(毎週木・金・土曜のみ)

2021年10月の変化

10月1日から、ゲンティンハイランド・マラッカ・ティオマン島の観光が再開されました。

◎10月1日からクランバレー地域(クアラルンプール・プトラジャヤ・スランゴール州)とマラッカ州が第3フェーズに移行しました。そしてケダ州は第2フェーズに移行。

◎10月1日からマッサージ店・ウェルネスセンターが営業再開できるようになりました。(但しお店の従業員・利用者ともにワクチン完了していることが条件とのこと)

◎10月1日からすべての州で、観光業(動物園・植物園・水族館・釣り・シュノーケルなど)の営業の再開が許可されました。

◎10月1日から、ジョホール州のレゴランドの水族館【SEA LIFE】の営業が再開されました。(火曜休)

◎10月1日から、親がワクチン接種完了している18歳以下の子どもも、一緒に店舗に入れるようになりました。(今までは17歳以下)

◎10月3日から、第3フェーズ以降の州の学校で対面授業が再開されました。

10月4日から、第2・第3フェーズの州のワクチン接種未完了者のSOPが厳しくなりました。
※屋内スポーツが禁止
※対面での会議やセミナーの禁止(検査キットによる自己検査をして陰性であることを主催者または医師の確認を受ければ可能)
※店内飲食も、ワクチン接種未完了者は出来ませんでした。

10月4日から、ワクチン接種完了者のみ州間移動が可能になりました。ただし、移動の際にワクチン接種証明書と警察の許可が必要でした。

◎10月8日から、ジョホール州は第3フェーズ・パハン州は第4フェーズに移行。(10月6日発表)

◎10月9日に、サバ州とパハン州の複数地域のEMCO(ロックダウンよりさらに厳しい行動制限令)は終了しました。

◎10月11日から、大人のワクチン接種率が90%に達したため、ワクチン接種完了者のみ州間の移動が出来るようになりました。検問も撤廃。
またマレーシア人は、My Travel Passなしで海外旅行に行けるようになりましたが、帰国後は一定期間自宅で過ごさなければなりませんでした。

◎10月15日から職業訓練校・技能産業訓練センターが再開

◎10月16日から、マレーシア全域の高速道路の休憩施設が24時間営業になりました。またGrabなどのタクシーサービスは車の定員まで乗車可能に。

◎10月17日から、サイバーセンター&サイバーカフェ(インターネットカフェ)は、第3フェーズはキャパシティの80%・第4フェーズはキャパシティフルまで入店出来るようになりました。

◎10月18日からクランタン州・ペラ州・ペナン州・サバ州・ケダ州が第3フェーズに移行。
クランバレー(セランゴール・クアラルンプール・プトラジャヤ)とマラッカ州は第4フェーズに移行


◎10月18日から会議・セミナーなどのイベントは、ワクチン接種完了者は事前のセルフ検査・ソーシャルディスタンシング・マスク着用・キャパシティの50%までが条件で許可されました。
また同日から、海外からの渡航者の隔離期間がワクチン接種完了者は7日・未接種者は10日に短縮

◎10月25日から、ジョホール州・トレンガヌ州は第4フェーズに移行しました。

2021年11月の変化

◎11月1日からマレーシア人のワクチン接種完了者は、タイに隔離なしで旅行ができるようになりました。

11月15日から、ランカウイ島で外国人旅行客の入国が再開されました
ワクチン接種済みの観光客のみ、入国可能でした。マレーシアでの隔離はなし。

滞在の条件:入国の2日前にPCR検査を受け、陰性証明を持参して最低3日間は滞在することが条件。
3日間滞在の場合は、2日目に検査を受ける。5日以上滞在の場合は3日目に検査。また出国3日前にも検査を受ける必要があり、また保険補償額が最低8万USドルの保険に加入していることも条件でした。

11月29日からワクチン接種完了した人(すべての国籍者)は、クアラルンプール国際空港から飛行機経由ジョホールバルからの陸路が再開し、シンガポールへ隔離なしで行けるようになりましたが、ジョホールバル・シンガポール間の国境越え電車は、電気工事中のためしばらく運休していました。


陸路での行き来(ワクチン・トラベル・レーン)については、ジョホールバルとシンガポールそれぞれの場所で勤務する人や家族に会うための長期パス保有者のみ対象でした。


※2021年12月29日、悪質なチケット販売業者がマレーシア・シンガポール間の国境越えVTLバスのチケットを定価の8倍の値段で販売しているとニュースで出ていました。

※当時海外旅行保険に加入する必要があり、その保険証券のコピーを持参する必要がありました。マレーシアに帰国する2日前にPCR検査を受ける必要があったのと、マレーシアに帰国した際のPCR検査を事前登録(支払い)も済ませておく必要がありました。

くわしくは、在マレーシア日本国大使館ホームページ

またシンガポール入国には事前に申請手続きが必要で、手続き初日の22日には4,124人にシンガポール入国の承認がおりました。

2021年12月の変化

◎ランカウイ島に入るイギリス・アメリカ・オーストラリア・フランス・ノルウェーからの観光客は、オミクロン株感染対策として検疫期間中デジタル追跡装置が必要でした。

◎予防接種済みの国内旅行者は、ランカウイ島に到着後から毎日コロナの抗原検査を受ける必要がありました。

◎12月現在、マレーシア全土が、RMCO(第4フェーズ)でした。

◎12月20日から、ワクチン接種済みのマレーシア人とシンガポール人(それぞれ永住者)はジョホール州から陸路でシンガポールに行き来ができるようになります。12歳以下のワクチン未接種の子どもはワクチン接種済みの両親や保護者が同伴する必要がありました。

29日からファイザーとアストラゼネカのワクチン接種完了者は、接種完了3ヶ月後からブースター接種できるようになりました。

◎29日、オミクロン株感染者がマレーシア国内に300人以上いるとの発表が保健省よりありました。

2022年1月の変化

◎2022年2月3日から、5-11歳のコロナウイルスワクチン接種(ファイザーのみ認可)が開始。

◎2022年1月3日からクランタン州・サラワ州が第4フェーズに入りました。これにより、マレーシアのすべての州が第4フェーズ(最終の国家回復段階)に入っていました。

◎2022年1月3日からは保護者がワクチン接種を完了していても、12-18歳の子どももワクチン接種をしていないと州間移動・またワクチン接種完了者のみ入れるお店には入れませんでした。

※以前(2021年10月から2022年1/2まで)は、保護者がワクチン接種完了している18歳以下の子どもも、一緒に店舗に入れていましたが、現在は12-18歳でワクチン未接種の場合は指定の店舗やレストランなどには入れ
ませんでした。

◎1月13日から海外からの予防接種済みの旅行者で、マレーシアに到着する11~60日前にコロナに感染していても、強制的な検疫を受ける必要はなくなりました。(1月12日マレーシア保健省大臣発表)
ただし、入国にはワクチン接種済み証明(紙またはデジタル)と治療を受けた病院などの施設によって書かれた旅行適合者かどうかのレターの提示が必要でした。

◎今後マレーシア国内にコロナ感染者が再び増加しても、再びMCO(ロックダウン)することはない。ただし国境を再び閉鎖するなど海外からの流入がないような対策はしていくとマレーシア国防大臣からの発表がありました(2022年1月11日発表)

◎ファイザーは2022年3月までに、オミクロン株に対応したワクチンが接種できるようになる予定と発表しました。(1月11日発表)

ジョホール州にある「レゴランドウォーターパーク」は、数名のスタッフにコロナ陽性者が出たため2022年1月12日から21日まで閉鎖されていましたが、1月22日からは通常営業に戻りました。

◎2022年1月18日のインド系マレー人(ヒンドゥー教)のお祭り「タイプーサム」は縮小して行われました。大人数での集まりは禁止でした。

◎1月20日 保健大臣のカイリー氏が、近いうちに店舗に入店する際の体温チェックがSOPから外されることになる(体温チェックがなくなる)と発表。



◎1月20日 ヌグリ・スンビラン州の2つの学校で、合わせて69人の生徒のクラスターが発生したため学校が一時的に閉鎖となりました。

1月21日から陸路と空路でのマレーシア-シンガポール間のVTLVaccinated Travel Lane)のバスと航空チケットの販売が再開されました。

◎1月22日からレゴランド・ウォーターパークは営業を再開しました。

◎1月24日以降にブースター接種をしたマレーシアへの旅行者は、入国の際に5日の隔離生活をする必要はあるがピンク色のリストバンドを付ける必要はなくなりました。

◎1月26日 マレーシア国民のワクチン接種(ブースター)が完了した時点で、今現在のSOPを緩和させる方向であるとイスマイル・サブリ首相が発表しました。

首相は、SOPが厳しすぎるとマレーシア人の国内の観光に影響が出るとの懸念を示しています。ただし未だに海外の感染者が多いため、国境の再開時期の判断は慎重に判断すると発表。

今回の中華系の旧正月も、マレー系のハリラヤ(断食明けのお祭り)も移動制限する計画はないそうです。ただクラスターなど発生した場合は、そのエリアだけ「EMCO」を発令する場合もあるとの発表がありました。

◎2月19日にカイリー保健大臣が、マレーシア国境を4月くらいまでには再開することが可能と発表しました。

※「EMCO」については、下に書いています。

2022年2月の変化

2月3日から、マレーシア国内では5歳から11歳のワクチン接種が始まりました。
希望する親御さんは、1月31日からMy Sejahtera(アプリ)から接種の予約ができるようになっています。

◎2月4日、保健省から大人のブースター接種率(現在は50%超)が上がってきて、かつ重傷者が増えていなければ国境再開する方向で検討していると発表がありました。
高齢者の100万人が未だにブースター未接種なので、政府は接種を呼びかけていました。

◎1月20日のカイリー大臣の予告通り、2月11日から施設に入る時に必須だった体温チェックとスマホを持っていない人用の手書きの個人情報登録がなくなりました

ただ、まだMy Sejahteraアプリでの入店登録は義務とのこと。手書きの個人情報登録がなくなるのに、なぜアプリでの個人情報登録( ;∀;)はまだ義務なのかがわからないですね( ;∀;)

◎2月14日から、シノバックのブースター接種にシノバックを選べるようになり、またウォークインで予約なしで接種できるようになりました。(2月12日発表)

◎1月11日に発表していた、オミクロン株に対応したファイザー製ワクチンの発売は遅延していました。

◎2月16日 マレーシア・シンガポール間の陸路のVTL(ワクチン・トラベル・レーン)対象を自家用車にも拡大する方向で検討していると発表がありました。

◎2月19日に、カイリー保健大臣が国境は4月ごろから再開が可能になるかもしれないと発表しました。

◎2月23日に新規感染者が初めて30,000人を突破してしまいました。もし今後感染者が大幅に増えるようになってしまった場合は、学校は再びオンライン授業の実施を選択することになると政府の発表がありました。

◎2月24日、カイリー保健大臣はマレーシア国境を再開する時期について、「首相が時期を決めていつ国境再開するかを発表するでしょう」と記者に発言しました。

2022年3月の変化

◎3月1日 カイリー保健大臣は、カジュアルコンタクトになるとアプリ経由で通知はされるが、ステイタスは変わらない。アプリのステイタスが「黄色のカジュアルコンタクト表示」に今後はなることはないと発表しました。

◎3月8日に、4月18日~24日までのシンガポール-マレーシア・ジョホールバル間のVTL1バスチケット(Causeway link)の発売が開始されました。

3月15日から、マレーシア・タイ・カンボジアの空路によるワクチン接種完了者のみ隔離なしでの入国再開(VTLs)が始まる予定です。これを境に徐々に国境再開がなされていきました。(3月5日発表)
まず「タイーマレーシア間」は、「KL(クアラルンプール)ーバンコク」で週6便・「KLープーケット」で週4便を運航予定。カンボジアとは需要に応じて路線拡大を検討。マレーシアはブルネイともVTL導入に向けて動いていました。

◎3月14日から、マレーシア・ジョホール州とシンガポール間(VTL)の1日に陸路で国境越え出来る上限人数3,420人までに増やすと発表されました。

◎3月30日お店に入る前に行う必要のある、「My Sejahteraアプリ」でのチェックインは、国境再開後の感染状況しだいでは廃止にする可能性があるとカイリー保健大臣から発表がありました。

◎3月30日、国境越えバスCauseway linkの「VTL(Vaccinated Travel Lane)」の名称が「VTBS(Vaccinated Travel Bus Service)」に変更されると発表がありました。

2022年4月の変化

4月1日からマレーシアのエンデミック期間がスタート。そして観光客向けに国境が再開されました★
(3月8日国境再開時期発表)

ただし公共の場でのマスク装着は義務のままですが、ワクチン接種済みの観光客・帰国したマレーシアに住む人たちは入国時に隔離をする必要なし。ワクチン未接種の場合は、5日間の隔離が必要でした。

またマレーシアから出国2日前のPCR検査と到着時のRTKテスト(スピード抗原検査)はまだ受ける必要がありました

◎4月1日からレストランや会社などの営業時間の短縮はなくなり、すべて通常営業ができるようになりました。

◎4月1日から、モスクなどの礼拝場所でのソーシャルディスタンスは取る必要がなくなりました。

◎3月14日、カイリー保健大臣はRT-PCRテストを減らして15分でオミクロン株に感染しているかどうか分かる抗原急速検査キット(RTK-Ag)を国民に使用するように勧告

4月1日から、マレーシアとシンガポール間の国境が空路・陸路ともに全面再開されました。ワクチン接種完了者のみ行き来が可能で、隔離や検査はなし。海外からの観光客については検査はありましたが、隔離はなくなりました。

また検査の待ち時間短縮対策として、担当者によるRTK(スピード抗原検査)検査は、2,000以上のクリニックであらかじめ予約出来るようになっていました。(2022年4月3日発表)

◎4月4日から、EU諸国(ヨーロッパ)にスマホアプリ「My Sejahtera」上のマレーシアのワクチンと検査証明が公式に認められることになりました。

◎4月27日に公共の場でのマスク着用義務・My Sejahteraアプリでの施設に入る際のチェックイン・空港での検査についての新しいSOP(ルール)が発表されました。

2022年5月の変化

5月1日からコロナのルール(SOP)が大幅に緩和

2022.5 covidsop
5月1日からのマレーシア・コロナ関連のルール

屋内はマスク着用必須のまま
屋外のマスク着用義務の撤廃(人が多い場所では、マスク着用推奨)
ソーシャルディスタンス不要
★My Sejahteraアプリを使った入店時に必要だったチェックインの廃止
ワクチン完了者と12歳以下のマレーシア入国時のPCR検査の廃止(ワクチン未接種者とワクチン接種途中の人は、2日前のRT-PCR検査とマレーシア入国後24時間以内のRTK-Ag検査に加えて、5日間の隔離が必要。17歳以下は隔離の必要なし)
旅行者のコロナ関連の旅行保険への加入義務廃止など

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マレーシア旅行者が入国時に必要なもの・検査や隔離について

2022年8月の変化

2022年5月以降、コロナ関連のルール(SOP)に大きな変化はありませんでしたが、2022年8月からはさらに規制緩和されて、マレーシアに入国しやすくなりました。

covid19-sop
2022年8月以降のマレーシアへの旅行者の規制緩和

8月1日から「Traveller’s card」の登録が不要に

2022年8月から、マレーシアへの旅行者に必須だったMy Sejahtera(マイスジャテラ)アプリ上で登録できた「Traveller’s Card」の登録が不要になりました。

マレーシア入国前・入国後の検査が不要に

以前は18歳以上のワクチン未接種者・未完了者は、マレーシア入国2日前までにPCR検査(またはRTK-Ag検査)と、入国後24時間以内+隔離4日目(PCR検査)か5日目(迅速抗原検査)の合計3回の検査が必要でしたが、2022年8月1日からは不要になりました。

マレーシア入国後の5日間の隔離が不要に

以前は18歳以上のワクチン未接種者・未完了者は、マレーシア入国後に5日間の隔離が必要でしたが、こちらも2022年8月1日からは不要になりました。

2022年9月の変化

9月7日から、マレーシア国内の屋内施設マスク着用義務が解除に

病院・高齢者施設・公共交通機関などを除き、屋内施設でのマスク着用義務は解除されました。
ただし、人の多い混雑している施設や一部ショッピングモールは着用義務のままでした。また感染するとハイリスクの方(基礎疾患保有者・高齢者・妊婦さん)などもマスクの着用は強く推奨されていました。

2022年11月の変化

マレーシアのコロナ新規感染者数が10月中旬あたりから再び増加傾向で、1日につき4,000人を超えようとしています。スランゴール州の感染者が最多。そして、新しい変異株の「XBB」もシンガポールなど各国から流入。
室内でのマスク着用義務はありませんが、マスク着用が推奨されていました。

熱・咳・喉の痛みや鼻水などコロナの症状が出ている場合やコロナ陽性者との接触があった方は、自身も薬局で購入できるRTK-Agなどのセルフテストをして結果を「My Sejahtera」アプリから症状を送信してくださいと、政府からのアナウンスがありました。

2021年5月の急激な感染者数増加の背景

この感染者数の急激な増加要因は、MCO期間中だったにも関わらず2021年5月中旬に行われたイスラム教の断食明けのお祭り(ハリラヤ)で家族親戚が集まってしまったこと。


断食(ラマダン)中も夕方からの屋台が開いていたりと、長い自粛期間に慣れてしまったマレーシア国民と政府が油断してしまっていたことからきていました。
2021年6月のロックダウン前のMCOは去年3月に実施されたMCOと同じ制限令でしたが、外出人数に制限がないなど規制内容は以前より緩くなっていて、モールも人で溢れていたので大丈夫かと不安に思っていた矢先でした。

今までのFMCOで、マレーシアの一日の新規感染者は一時5000人台にまで減りましたが、さらに急激に増加したのはセランゴール州やKLの一部での工場や建設現場でのクラスター感染・またデルタ株感染が広まっている・検査場や検査数を増やしていることも原因でした。

マレーシアの活動制限令とは

マレーシアでは国家回復計画・NRP(National Recovery Plan)がたてられていて、第1フェーズから厳しい順に4段階に分かれていました。MCOとは、Movement Control Orderの略で、政府から国民や在住者に出されている活動制限令のことを言います。

  • 【FMCO(Full Movement Control Order)
    第1フェーズ フルロックダウン
  • 【MCO】(Movement Control Order)
    第2フェーズ 活動制限令(ロックダウンは解除)
  • 【CMCO】(Conditional Movement Control Order)
    第3フェーズ 条件付き活動制限令
  • 【RMCO】(Recovery Movement Control Order)
    第4フェーズ 回復のための活動制限令

となっていて、それぞれに細かくルール(SOP)が決められていました。

このほかに、EMCO(Enhanced Movement Control Order)という、限られた地域の特に強化された一番厳しい活動制限令もあります。詳しくは、下に記載しています。

2020年3月に初めてマレーシアでコロナウイルスによる活動制限令(MCO)が出され、その後は感染者数に合わせて制限が緩められたり厳しくなったりを繰り返しながら、去年の3月と同じ一番厳しい活動制限令(FMCO)が出されていました。

また政府は中小企業や個人への財政支援もしていますが、あまり長期間のロックダウンはマレーシア経済の下降も心配されていました。
今まで毎日朝からシンガポールまで出稼ぎに行っていたジョホール州在住のマレーシア人は、ロックダウンのための国境封鎖でシンガポールで働けなくなった当時、「food panda」や「grab food」などの宅配業や、宅急便の配達業などで日銭を稼いでいる人が沢山いて、収入が激減してしまった人が多かったとのこと。

実際に、体力のない町中の小さなお店やモール内の店舗も何店舗か潰れてしまい、テナント募集の張り紙がいたるところに貼られていました。

フルロックダウン(FMCO)の内容

一番厳しい活動制限令のFMCOは、マレーシア全土で全国民と在住者に終了時期未定で、以下のような規制がひかれていました。

◎生活に必要不可欠な業種以外の社会・経済活動はできない


◎公共交通機関は定員の50%までに抑える


◎公務員は必要不可欠な職種は定員の20%まで出勤可。その他は在宅ワーク。民間企業は60%まで


◎ショッピングモールは閉鎖。ただし、その中にある必要不可欠な業種のみ、営業が許可される)基本の営業時間は8時から20時まで


◎車での外出は運転手を含む2人までで、自宅から半径10㎞以内の場所のみ(ワクチン接種のための外出は、運転手含む3人まで乗車可。タクシーは除く)


◎州を越えての移動は特別な事情を除いて禁止


◎12歳以下は店舗に入れない


◎政府発行のアプリ(My Sejahtera)で店頭にあるQRコードを読み込んで行動状況を登録する


◎個人的な運動(散歩、ジョギングやサイクリングなど)は自宅近辺で人との距離を2-3mは取ること


(以上は、数多くある規制の一部です。さらに詳しい情報は、マレーシア日本大使館へ)

EMCOの制限内容

EMCOはロックダウンよりもさらに厳しい活動制限がされていました。その内容は以下の通り。
2022年4月当時、マレーシア国内でEMCO指定されている地域やロックダウンされている場所はありませんでした。

  • 原則として、自宅からの外出は認められない
    例外として、生活必需品を買いに行くために1人だけ(半径10km圏内)外出可。病院やワクチン接種のための外出は3人まで
  • EMCO対象地域の立ち入りに関しては、警察官が配備されコントロールしています。
  • 交通機関は乗車定員容量の50%まで
  • スポーツなどの運動は禁止

店舗の営業時間も時短営業で、業種ごとに細かく決められていました。これらは制限内容の一部です。

マレーシアのロックダウン期間

2021年6月1日から28日までとなっていたロックダウンは、マレーシア全土の1日の新規感染者がまた再増加しているため、4000人以下になるまではロックダウンが続くとの発表があり、その後政府の判断で徐々にロックダウン(第1フェーズ)が解除されました。


2021年8月16日からはマレーシア国内経済のために少しずつお店が開きはじめましたが、ロックダウンしている州は、基本的には以下の条件が満たされしだいロックダウン解除予定。ただし条件変更の可能性もありました。

  • 1日のマレーシア全土の新規感染者が4000人未満になる
  • 10%の国民がワクチン接種を済ませていること
    (7月1日現在のワクチン接種率は、マレーシア国民全体の6.5%となっていました。また日本からマレーシアに無償で100万回分のアストラゼネカ社のワクチンが送られました。)
  • ICU定員が中レベルになるまで

2021年10月3日にイスマイル・サブリ首相は、2021年12月までには国境を再開させたいと考えていると言っていましたが、他国での感染者が再拡大しているので延期されました。

2022年2月に、カイリー保健大臣がマレーシア国境を2022年4月あたりまでには再開させることが可能という発表をし、2022年4月1日から、マレーシア・シンガポール間の国境は陸路・空路ともにすべて再開されました。

マレーシアの学校

クラスルーム

マレーシアの学校再開した時期

学校は2022年4月当時、ほぼすべての学校で対面授業が再開されていました。ただし、一部オンライン授業(学校側がオンライン授業可能、かつ生徒が本国からマレーシアに戻ってこれない場合やクラス内に陽性ケースが出た場合)でした。

ワクチン接種率を考慮して決定予定だった通学再開時期については、早くて9月1日からになるとのことでしたが、感染者数が減っていないことから延期されました。(2021年7月17日のニュース)

そして2021年8月15日のニュースでは、10月3日からテストを受ける必要のある学年から順次(感染者数の状況により)通学ができるようになると教育省からの発表がありました。

2021年10月8日に第3フェーズに移行したジョホール州の学校は、しばらくは第2フェーズの規制内容を継続し10月24日前後からは通学が再開出来るようになりましたが、各学校の判断によって開始時期は違いました。子どもたちのワクチン接種が落ち着いた11月頃から順次再開しました。(2021年10月25日からジョホール州は、第4フェーズへ移行)

各フェーズごとの学校対応

2021年10月3日から、第3フェーズ以降の州のみ学校での対面授業が再開となりました。
なぜ10月3日の日曜からかというと、州によっては金・土曜が休みとなっていて、日曜は学校がある州もあるため。(2021年9月12日教育省発表)

各フェーズごとの主な授業内容


◎第1フェーズの州の学校:第2フェーズに以降するまで引き続き学校は閉鎖、そして引き続きオンライン授業をしていました。

◎第2フェーズの州の学校:学校は開けられるがテストを受ける必要のある学年などの特別な場合を除いて、引き続きオンライン授業をしていました。

◎第3フェーズ以降の州の学校:クラスの50%の人数が対面授業・残りはオンライン授業とし、そのローテーションで授業を進めていました。
幼稚園・6年生・国際試験対象者は通常登校、中等学校5年は分散登校でした。

◎第4フェーズの学校では、2021年11月1日から小学校1-3年生・中学校3・4年生の対面授業再開。
2021年11月8日から小学校4-6年・中学校1・2年生の対面授業が再開されました。

そして学校によっては、対面授業またはオンライン授業のどちらを受けるか選ぶことが出来ました。

◎12歳以上の生徒は、ワクチン接種推奨。ワクチン未接種の場合は、体育の授業でプールに入れないなど学校によっては校内での活動が制限されることもあります。また保護者は、学校によってはワクチン接種完了していないと学校内に入ることが出来ないなど、実質ワクチンの義務化がされていました。
5-11歳の子どもの集団ワクチン接種も行われました。

※以上のルールは、すべての教育省に登録されたマレーシアの学校に適用され、それぞれのフェーズごとに、他にも細かい規定がありました。

アメリカやドイツ・オーストリアなどの欧米国では、2021年末からオミクロン株の感染者が再増加しました。しかし重傷者や死者数はデルタ株の頃ほどではないことから、マスクやワクチン接種証明の提示義務などを解除するなど、withコロナ方針の国が増えていきました。

マレーシアでは2022年4月1日にロックダウン以来2年ぶりに国境が再開されたことで、ロックダウン当時を忘れてしまうかのような活気が戻っています

最後までご覧いただきありがとうございます。また新しい情報が入りしだいアップデート予定です。

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