こんにちは!マレーズです。
マレーシアの物価は、日本の物価の2分の1・3分の2などとよく言われていますね。日本のテレビでは時々、”マレーシアでは広い部屋にプールやジム付きで家賃が1ヶ月4万円台!”という番組の特集などを見ることもあるかと思います。
実際に生活しているとそうゆう家は沢山ありますし、家賃や生活費など日本よりもだいぶ安く生活が出来て、日本よりもゆったりした部屋に住むことが出来ます。ただ、コロナのロックダウンでマレーシア全体の賃貸相場は下がりましたが、ロックダウンが解除されて以降は賃貸住宅の家賃はかなり上昇傾向にあって、場所によってはかなり上がってしまっています。
今回は、マレーシアの2023年2月時点の物価やマレーシア人の年収についてご紹介しますね。
マレーシアの物価とマレーシア人の平均年収・月収
2022年2月時点のレートはRM1=約27.14円。世界情勢の変化のため、2023年に入ってからも円安・リンギ安傾向にあります。
2023年2月の円・リンギレートは、RM1=約3円。
2022年4月にRM1=30円に到達してからは、8月以降ずっと約30円前後で推移しています。2014年以来のリンギ安です。
お金の単位は、リンギ(Ringgit Malaysia)と表示します。
ドル・円で円高になると、マレーシア・リンギの両替レートが良くなる傾向にあります。現在は円安なので、リンギの両替レートも下がってしまいました。
私達がマレーシアに来た2014年頃は最高でRM1=約35円だったので、学費がかなり上がり大変でした。このようにレートが10円違うだけで、学費など大きな出費は10万円単位で値段が変わってくるので、為替変動は生活費や学費への影響がかなり大きいです。
マレーシアの物価は、日本と比べるといろいろな物が確かに安く、外食はローカルフードだとRM6-8くらい(日本円で約156‐208円)なので安いですね。
ただマレーシア人の最低賃金も年々上がってきていて、それに合わせて物価も上がってきています。マレーシア人の最低賃金(月収)は2022年5月頃からRM1,200からRM1,500に引き上げられました。
また観光地の首都クアラルンプールなど中心街は、他の州よりも賃金も物価も高いです。
マレーシア人の平均年収はRM52,700(日本円で約137万円)
平均月収はRM4,400(日本円で11万4000円)と言われていて、中華系マレーシア人は仕事熱心な方が多いので、マレー系やインド系マレーシア人の平均給与よりも給与が高い傾向にあります。
移住当初はあまり感じなかったのですが、ジョホール州の街なかで見かける車は徐々に外車が多くなってきていて、マレーシア人のお金持ちが年々増えているなぁと実感しています。
マレーシアと日本の物価比較
マレーシアに今まで住んできて、ある日ふとマレーシア現地の物価感覚を知る方法に気がつきました。
それは現地価格に100かけるというもの。そうすると多くの物の値段が日本の価格と同じくらいになるので現地の物価感覚を知ることができます。
たとえば500mlペットボトルのミネラルウォーターはRM1.50。単純にレート上の値段(例えば26円)をかければ39円。日本人の感覚からしたら、ミネラルウォーターでこの値段は安い!ですよね。
でも、RM1.50に100をかけると150。150円と思うと安くないし、現地の人はこの物価感覚で買い物をしています。野菜の値段もRM1からRM5くらい。これらの値段×100にして100円から500円と思うと、妥当な値段だと思います。
マレーシアの時給・初任給
日本の物価と比較すると安く感じる物も、物価や賃金が日本と違うマレー人の感覚が分かると、物の値段は妥当と思える価格になっています。ちなみにアルバイトの時給はコンビニなどで平均RM8。
これに100かけると800円。と思うと、日本でのアルバイトの平均時給と同じくらいですよね。
ちなみに大卒初任給はRM2,000‐2,500(日本円で約52,000円-65,000円)、最低賃金は約RM1,500。
この値段に100をかけると、だいたい日本人の初任給・平均給与と同じくらいになりますね。
私はこのことに気づいてから、何かとマレーシア価格に100をかけてマレー人の感覚で買い物をするようになっていて、マレーシアは何でも安い!とは思わなくなってしまっています(;^ω^)