こんにちは!マレーズです。
マレーシアでは、2018年半ば頃から電子マネーが普及しはじめました。特にコロナの影響で買い物の支払いも非接触決済が好まれるようになり、その流れは加速しました。
今回は、マレーシアの電子マネーについてご紹介しますね。
マレーシアの主な電子マネーの種類
2018年の半ばくらいまで、お店ではほぼクレジットカード(デビットカード)払いか現金払いが主流でしたが、今では日本と同じようにいろんな会社のQRコード決済が増えていて、しのぎを削っています。
電子マネーを使うには、銀行口座・デビットカードやクレジットカード、マレーシア国内で使える電話番号が必要になります。
Touch’n go e-wallet
電子マネーの元祖とも言える【Touch’n go】。正式な名前は、【タッチ・アンド・ゴー】ですが、ローカルの間では「タッチンゴー」と呼ばれています。もともとタッチンゴーは、プリペイドカードにチャージして決済できる電子マネーとして、マレーシア人の間で浸透していました。
このカードは駐車料金の支払いや高速道路に乗る時の料金所での支払いに使えたり、シンガポールの国境越えの時にマレーシア側で通行料を払ったりする時にも使えます。ガソリンスタンドやタッチンゴー事務所などで購入できます。
【Touch’n go e-wallet】のアプリをダウンロードすることで、いろんな機能が使えるようになります。買い物の支払いのほか、駐車料金の支払い・カードを登録している場合は、カード決済の履歴・NFC経由でタッチンゴーカードへのチャージ(NFCが使える新しいタッチンゴーのみ)・自動車保険の加入・スマホのSIMカードのチャージ・公共料金の支払い・買い物・バスや電車の予約・観光のチケットの購入などなどいろんなサービスを利用できます。
タッチンゴー決済を利用するとスタンプがもらえて、タッチンゴーアプリ指定のお店の中から好きなお店の割引を受けられたり、豪華プレゼントに応募出来たりもします。
Grab pay
このGrab Payを提供している【Grab】は、以前は【Uber】という名前でした。
【Uber】は、2015年くらいから使われはじめた当時のマレーシアでは画期的なタクシーを呼べるアプリでした。今では当たり前となった一般の人が空き時間にお金を稼げるバイトとしてタクシー業を提供する会社として有名になり、車を持たない移住者や旅行者がよく移動手段として使っていました。
その少し前から【My Teksi】というタクシー会社のスマホアプリでタクシーを呼べていましたが、uberのサービスがそのタクシー会社よりかなり良かったこともあり、タクシー会社の【My Teksi】サービスは少しずつ衰退していきました。
【Uber】はのちに【Grab】に名前が変わり、最初はタクシーサービスだけでしたがサービス内容が次第に増えてパワーアップしていきました。
今ではタクシーのほかに、レストランの料理やスーパー・薬局で売っているものを1日で配達してくれる宅配サービス、宅急便のように荷物を届けてくれる配送サービスなど、いろんなサービスがアプリ1つで頼めるようになり、マレーシアでの生活が飛躍的に便利になっていきました(^-^)
またポイントサービスがあり、【Grab pay】を使えば使うほどどんどんポイントがたまります。貯まったポイントは、Grabのいろんなサービスの値引きにつかえて便利。
ポイ活と同じで、使う電子マネーを1つに絞って集中して貯めるとポイントはよく貯まります。なので、私は電子マネーはほぼ【Grab pay】を使うようにしていて、沢山ポイントを貯めて&使ってお得をgetしています。
Fave Pay
Fave payを提供する【Fave】は、もともと日本でもお馴染みの【Groupon(グルーポン)】でした。Grouponは割引クーポンを提供する会社で、日本でも飲食やサービスを割引で使えることで有名ですね。
Faveは登録されているレストランや店舗で、商品やサービスを購入するとキャッシュバックが受けられ、そのお金は次回同じお店での支払いに使えます。【Fave pay】というサービスは、【Grab pay】や【Boost】・銀行口座・クレジットカードなどと紐付けできて、それで支払いをすることが出来ます。
またお店によりサービス額は違いますが、例えばRM50払えばRM80分使える前払いの【e-card】というサービスもあります。
Boost
こちらもマレーシア国内で普及している電子マネー。
買い物時の決済のほかに、映画のチケットや公共料金の支払い・料理の宅配・駐車場の支払い等、こちらもいろんなサービスを提供しています。
こちらもいろんなお店と提携していて、キャッシュバックサービスもしています。
Shopee pay
最近勢いを増してきた【shopee pay】
shopeeはシンガポール発の、日本で言う楽天市場のようなお買い物ECサイトで、そこでの買い物でshopee payを使うと送料無料になったり、次の買い物で使えるポイントが多く貰えたりします。
またマレーシアのファミリーマートでは、 【shopee pay】 で支払えます。他の電子マネーよりもスタートは遅いですが、少しずつ使えるお店が増えています。
このように、マレーシアの電子マネーの普及スピードはすごく速くて私もビックリしています。ほかにも電子マネーの種類はまだまだあります。若い世代が多くスマホ普及率が高いマレーシアなので、IT技術の進歩も早いんでしょうね!
以前の全体的にスローなマレーシアはどこへやら。私にはそののんびりとした空気が心地よかったので最近のスピードに戸惑うことがありますが、マレーシア人のゆったりとおおらかな性格が私は好きなので、これはずっと変わらないでいて欲しいですね。