こんにちは！マレーズです。
マレーシアでは2018年頃からレストランなどでのQR決済が徐々に増え始めていましたが、コロナのロックダウンで非接触の必要性が高まったためにさらに発達しました。今ではマレーシア国内のどの店舗やレストランでもこのQRコードを見ないことはないかと思います。
そこで今回は、マレーシアのQRコード決済「DuitNow」についてお話ししますね。
DuitNowとは？
簡単に言うと、マレーシアで使える個人やビジネスでの送金システム。またQRコードを使ってレストランや店舗でのアプリ払いにも使える決済システムのこと。
送金するには
- 相手の電話番号
- NRICナンバー
- パスポートナンバー
- Army/Policeの場合はその番号
- ビジネスをマレーシアでしている方はその登録ナンバー
のいずれかが必要になります。
QR決済が始まった初期の頃は、それぞれの会社が独自のQRコードをお店に提供していました。ただそうなると、お店のレジ前にはQRコードが乱雑にならび見栄えも悪くお客さんもスキャンするQRコードを間違えるなどのトラブルもあったために、１つの「DuitNow」のQRコードですべてのアプリ払いができるようになりました。
また「DuitNow QR」はお隣の国シンガポールの「Pay Now QR」にも2023年から対応され、シンガポールでもMaybankの支払いアプリ「MAE」経由でのQR払いができるようになりました。タイやインドネシアとの連携も進んでいるとのことで、海外旅行の際にその国の通貨に両替する必要がなくなり利便性がさらにアップしていきそうですね。
DuitNowのメリット
- 「DuitNow」を使えば、相手先の銀行口座番号を知らなくても銀行口座やスマホアプリから送金できる
- その場で手持ちの現金がなくても、スマホで自分の銀行口座から相手先に送金できる
- RM5,000以下の場合は手数料無料
- シンガポールでもマレーシアのDuitNowで支払いが出来る場所が増えているので、両替しなくても大丈夫なケースが増えてきている
DuitNow QR決済の使い方 (Touch’n Go e-walletの場合)
DuitNow QRに対応しているマレーシアの支払いアプリはとても多く、「Touch’n Go e-wallet」・「Grab pay」・「Boost」・「Setel」・「主要銀行のアプリ」など、さまざまなアプリが使えるようになっていますが、その中でも今回はマレーシアでよく使われている支払い系アプリの一つ「Touch’n Go（タッチアンドゴー）」アプリを使ったQRコード払い方法についてご紹介しますね。
１．店舗やレストランでDuitNow決済をする場合は、支払いに使いたいアプリ（今回はTouch’n Go e-wallet）をまず起動させる
２．「Scan」をタップ
３．店頭にある「Duit Now QR」または「Touch’n GoアプリのQRコード」をスキャンして読み取る
４．金額を入力する
５．6ケタのTouch’n Goの暗証番号（PINナンバー）を入力する
６．支払い完了！
このようにマレーシアはもちろんのこと他の東南アジア諸国でも、キャッシュレス決済が急速に進化していて、お財布を持ち歩く必要がなくなってきています。マレーシアにお住まいの方でまだ「DuitNow QR」払いをしたことがない方は、ぜひ使ってみてくださいね。
