【マレーシア・ジョホール州】フォレストシティ

forestcity マレーシアについて
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こんにちは!マレーズです。

マレーシアのジョホール州は、シンガポール北部の対岸に位置しています。シンガポールは領土が東京23区とほぼ同じ大きさ。

領土が狭いので、隣国マレーシアのジョホール州のジョホールバル周辺のシンガポール3個分のエリア(東京都と同じくらいの面積)をシンガポールとマレーシアが共同で開発し、マレーシア・ジョホール州の活性化とシンガポール人の住宅や居住エリアの拡大・シンガポール企業の誘致などお互いの国にメリットが得られる「イスカンダル計画」というものがあります。

このイスカンダル計画は2006年から始まり、2025年に完成予定の壮大なプロジェクトです。
この計画の一環として、2020年のマレーシアのコロナによるロックダウン前までは、ジョホール州南部のシンガポールの対岸の地域や今回のテーマである「フォレストシティ」など大規模な開発ラッシュとなっていました。

今回は、そのマレーシア・ジョホール州のイスカンダル計画一部の人工島「フォレストシティ」についてご紹介します。

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フォレストシティとは?

フォレストシティは、中国本土にある最大手デベロッパー「カントリーガーデン(碧桂園)」がマレーシア・ジョホール州で近未来都市のイメージで開発している人工島で、合計4島建設予定の1島のみ完成しています。ただ、現在その「カントリーガーデン」の経営が危ぶまれているため、開発はペースダウンしています。

ただマレーシアの2024年現在の国王はジョホール州の王様(スルタン)やマレーシア国内の業者もこの計画に参画しているので、今後もフォレストシティの開発は進んでいくものと思われます。

2024年5月現在、この話題の「フォレストシティ」にカジノを作る構想があるとの情報が流れていますが、イスラム教徒の国マレーシアではカジノに否定的な意見も多いとのことで真偽のほどは不明です。今後もフォレストシティの開発には注目していきたいと思っています。

フォレストシティの場所

「フォレストシティ」は、マレーシア・マレー半島最南端ジョホール州の南端・シンガポール北西部の対岸に建設されていて、シンガポールからでもその開発の様子を見ることができます。

「フォレストシティ」にまっすぐ向かう直通道路から見る、高層のコンドミニアムが立ち並ぶ「フォレストシティ」はとても印象的な風景です。

フォレストシティにある施設

「フォレストシティ」には、このエリアだけで生活が成り立つようにいろいろな施設が作られていました。ここはランカウイのように免税エリアになっているので、免税店・雑貨店・スーパー・ショッピングモールやレストラン・ファストフード・薬局・ゴルフ場・ホテル・ビーチなどなどいろいろな設備やテナントが入りにぎやかでした。

また寮が完備されたアメリカンカリキュラムのインターナショナルスクール「SHATTUCK – ST. MARY’S FOREST CITY INTERNATIONAL SCHOOL」もあり、ここにはマレーシア人をはじめシンガポール人・韓国人・日本人・イギリス人・アメリカ人などが通っています。

また住民が車の通行や排気ガスなどを気にせず安心して生活が送れるように、駐車スペースはすべて地下に配置されていて住民が生活する地上には車が入れない設計となっています。

フォレストシティの現状(2024年現在)

マレーシアでコロナによるロックダウンになる前は、フォレストシティのセールスギャラリーはとても賑わっていました。(しばらくの間閉鎖されていましたが、現在は再開)週末には子供向けのワークショップやイベントなども盛んでコンドミニアムや一軒家などの不動産を契約する人でセールスギャラリーやモデルルームはとても混んでいましたし、セールスギャラリーに飾られたコンドミニアムの模型には赤い完売マークが沢山ついていました。ただ中国本土やシンガポール人などの外国人富裕層の投資目的での購入がほとんどで、コンドミニアム完成後の居住者は少ないです。

セールスギャラリーのそばにあるビーチや併設のプールは無料で利用できるので、週末のレジャースポット・デートスポットになっています。

2020年のマレーシアのロックダウン以降はこのデベロッパーの経営が危うくなり、フォレストシティの開発は失速。いろいろな原因が重なって沢山入っていたテナントも徐々に減り、以前のような勢いはなくなってしまいました。

現在はいろんな意味で落ち着いた「フォレストシティ」になっていますが、いい施設がいろいろとありますし、マレーシア政府も協力体制を組んでいるので、今後開発は進んでいくものと思われます。

緑が多くよく手入れがされていて環境はとてもいいので、以前のような活気が戻ってほしいと思っています。

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