【マレーシア・中華系】よく見る文字【福】について

福爆竹 マレーシアについて
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こんにちは!マレーズです。

昔中国から移住してきた中華系マレー人は、マレーシアの人口の25%ほどいます。中華系マレー人にとって1年で一番大きなお祭りが、この旧正月(春節)になります。

今回は、マレーシアの旧正月(春節)の時期に特によく見られる【福】という字についてご紹介しますね。

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中国語の【福】の意味と読み方

【福】は日本語と同じく「運」や「幸運」を意味する縁起のいい中国語で、Fu(フー)と呼ばれています。

「福」という飾りについて

赤い紙に金色で「福」と書かれたものや、赤い布に金色の糸で「福」と縫われた飾りがあります。
その飾りは、丸や正方形を◇型にずらした形をしています。

「福」という飾りを飾る場所

福

「幸運」がたくさん家に入ってきますようにという意味で、中華系の人が住む家の玄関ドアの真ん中によく飾られています。玄関のドアの「福」は逆さにはせず、その両側には4文字熟語のような4文字のお願いごとがかかれた飾りを飾ります。

玄関のドア以外のドアや壁には、「福」の文字を逆さまにして飾ります。
これにも意味があって、「福が今ちょうどやってきた」ということを意味しています。また福がやってきたら、逆さにしているので「福が逃げないように」という願いも込めています。

また米びつ・バケツ・ゴミ箱・洋服のクローゼットなどにも、「福」の飾りを逆さに貼っていたりもして、幸運をそこに閉じ込めて「幸運がそこから逃げていかないように」という意味合いがあります。

神様の置物や「Star gods」と呼ばれる3人の神様の置物にも、「福」という文字はよく見られます。

Star Godsって何?

「Fu・Lu・Shou」は3人のStar Godsとして中国系の人々の間で知られていて、家やオフィス・お店など世界中で飾られています。
幸運と繁栄と健康や長寿をもたらす神様として、仏教徒でなくても気軽に家に飾っていいことになっています。

「Fu Xing」・「Lu Xing」・「Shou Xing」という3人の神様

Xingは「星(star)」を表す中国語。


Fu Xingは、幸福、繁栄、幸運をもたらす神様

fu
Fu Xing

Lu Xingは、子宝の神様

lu
Lu Xing

Shou Xingは、長寿の神様

shou
Shou Xing

として知られています。

中国系の人々は、数字や色・物など縁起いいものをとても大事にしていることを、マレーシアに来てからさらに深く知ることができています。これも多民族国家のマレーシアに住んでいるからこそ。日本にも中国から伝わってきた文化がたくさんあって共通点も多いので、とても興味深いです^_^

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