こんにちは!マレーズです。
コロナ禍で長期間マレーシアをはじめ海外旅行が難しかった時期が続きましたが、2022年からはマレーシア側・日本側両国のコロナ関連の規制が緩和されたことで、旅行や留学のためにマレーシアに渡航される方や久しぶりに一時帰国される(された)方も多いかと思います。
2022年7月末までは、18歳以上でマレーシア政府が認可しているワクチン接種完了済みの方とワクチン接種・未接種に関わらず17歳以下のお子さんについては、コロナ禍以前と同じくマレーシア入国前検査・入国後検査・そして隔離も必要ありませんでした。
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さらに2022年8月1日からは、ワクチン接種の有無に関わらずすべてのマレーシアへの旅行者や入国者に「Traveller’s Card」の登録が不要になったことに加え、ワクチン未接種者・未完了者も入国前PCR検査・入国後2回の再検査・5日間の隔離が不要になりました。
今回は、2022年7月末までマレーシア入国前に旅行者が、しなければならなかった18歳以上のワクチン未接種の方や未完了の方がスムーズにマレーシアに再入国する方法について、アーカイブ記事としてご紹介したいと思います。
ワクチン未接種者・未完了者がマレーシア入国前に日本ですること
My Sejahteraアプリの「Pre-departure form」を送信する
アプリを開いて、上部左上にある「Traveller」アイコンからマレーシアへ渡航する人数分の情報を入力していきます。※パスポート番号の変更があった場合は、アプリ上のパスポート番号の更新もお忘れなく。
登録を完了すると、ワクチン接種完了者は「Travellers Card」と青色表示され、ワクチン未接種・未完了者は「Travellers Card Not Fully Vaccinated」と赤色表示されます。
渡航2日前までにPCR検査を受ける
日本国内では、現在場所によって無料PCR検査を受けられる所が多いですが、その場合は英文の陰性証明書はもらえない場合も多いので、その場所で検査を受けたいと思ったら検査を受ける前に英文の陰性証明書がもらえるかどうかの確認を取ることをおすすめします。
私が調べた範囲では、検査を受ける場所や結果判明までの時間によって検査料金にかなりの差があります。1万円以下で検査出来る所から4万円かかる所など検査費用がかなり違ってくるので、私の場合はまず英文の陰性証明書がもらえるクリニックを何ヶ所か調べて、値段や場所・付加価値などから最終的に検査する所を決めました。
英文の陰性証明書(またはデータ)を取得する
マレーシアが指定するフォームはありませんが、日本発行の英文陰性証明書には、以下の英文での必須記載事項があります。これらが証明書に記載されるかどうか、念のため検査前に確認しておいたほうがいいですね。
- 名前(パスポートと同じ表記のもの)
- パスポート番号(可能ならば)
- 検査結果(Negative(陰性)であること)
- 検査種類と検体名(PCR検査・SWAB(綿棒)など)
- 検体採取日(渡航2日前までが条件)
- 陰性証明書発行日
- 医師名
- 医療機関・検査施設名
My Sejahtera アプリのプロフィール欄にある、Travellers Cardから英文の陰性証明データを送信する
英文の陰性証明のデータを、Travellers Cardの右下にある「Pre-Departure Test」欄から送信する。
送信後に「Submitted」と表示されればOK!
念のため陰性証明書をプリントアウトする
書面で証明書を出してくれる施設(病院)もあれば、結果を受け取るための再来院の必要なくあらかじめ指定しておいた送付先に、検査結果をPDFファイルなどで送信してくれる所もあります。
書面で持っていれば何かあったときでも問題ないですが、データで受け取っている場合万が一スマホの電源が落ちたり充電切れなどで使えなくなるトラブルがある場合も想定して、陰性証明書はプリントアウトして持っておくことをおすすめします。
プリントアウトは、ご自宅や滞在場所近くにあるコンビニなどで簡単にすることが出来ます。
空港でのチェックインの際に、PCR検査陰性証明の書面の提示が必要な場合も
マレーシア政府公認のワクチン未接種・未完了者の方は、空港でのチェックインの際に陰性証明の提示が必要になります。
※まずは書類でもスマホ画面での陰性証明の提示でもいいと思いますが、担当者しだいでデータではなく書面の提示を求められることがあります。
ワクチン未接種者・未完了者がマレーシア入国後にすること
コロナ禍以前のイミグレーションカウンターは(入国審査)「マレーシア人」・「ASEAN諸国」・「Foreigner(外国人)」の3区分しかありませんでしたが、2022年8月現在イミグレーションのカウンターは細かく細分化され、ビザを所有している人は時間帯によってスムーズに通過できるようになっています。
マレーシア入国後24時間以内に、専門家監視下によるRTK-Ag検査をする
この検査はマレーシアに入国後24時間以内であれば、空港内の検査施設や自宅や滞在場所近くにある医療施設(病院やクリニック)などでRTK-Ag検査することができます。
検査可能な病院やクリニックのリストは、こちら(マレー語)
検査結果は、検査した医療機関によってMy Sejahteraアプリに登録され反映されます。
上の検査で陰性の場合は5日間の隔離・陽性の場合は7日間の隔離が義務
陰性の場合、入国日を1日目として5日間の隔離が義務となっています。検査施設(病院・クリニック)またはバーチャルで隔離4日目にPCR検査・または5日目に専門家監視下によるRTK-Ag検査をして、その時点で陰性であれば5日目で隔離終了となり6日目から外出が可能になります。
陽性の場合、検査結果日から7日間の隔離が義務となっています。4日以降に専門家監視下によるRTK-Ag検査をして陰性になれば、隔離を終了することができます。7日間隔離期間をすぎれば、再検査の必要はなく隔離を終了することができます。
以前のように隔離期間にリストバンドを付ける必要はありませんが、隔離期間に外出すると罰金が徴収されます。隔離期間は外出禁止です。
くわしくは、マレーシア保健省のホームページをご覧ください。
みなさんがスムーズにマレーシアに入国できますように(*^^*) この情報がマレーシアに入国する際みなさんの参考になると、嬉しいです。