こんにちは!マレーズです。
マレーシアには人数の多い順に、マレー系マレーシア人(イスラム教徒)・中華系マレーシア人・インド系マレーシア人がマレーシア人として暮らしています。少数派ですがマレーシアにはインド系民族も住んでいるので、マレーシアにはインド由来のものが沢山売られています。
今回はその中で、日本でも有名になりつつあるインドのオイル【ギー】についてお話ししたいと思います。
ギーって何?
昔から南インドで作られてきた、牛・ヤギ・水牛などの生乳の乳脂肪分から水分や乳タンパク・糖分を取り除いて作られた純度の高い透明のオイルで、インドの儀式でも使われる神聖なものです。
ギーは生乳から脂肪分のみを抽出して作られていて、インド・中近東・アフリカなどでも食べられています。
ギーの作り方
1.鍋にバターを入れて加熱して溶かす。
2.水分がなくなってきて、鍋の底に不要成分溜まってくるまで煮詰める。
3.2を濾過して不要成分を取り除いて冷ます。
4.【ギー】の出来上がり!
ご自宅でも簡単に無塩バターから作ることが出来ます。
ギーの成分と効能
【ギー】は99.8%乳脂肪分で出来ており、水分はほとんど含まれていません。
その他には
【酪酸】
腸内の悪玉菌の増殖をおさえ、腸内環境を整える働きがあるので便秘に効果があります。
【飽和脂肪酸】(中鎖脂肪酸)
ココナッツオイルに含まれる消化吸収が早く、脂肪として蓄積しづらくダイエットに効果がある。
【一価不飽和脂肪酸】(オレイン酸)
オリーブオイルに含まれるもので、高温調理に向いていて酸化しづらい。
【不飽和脂肪酸】(αリノレン酸)
青魚やアマニ油などのオメガ3オイルなどに含まれ、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしたり、ガン・心血管疾患・高血圧・脳機能活性化・アレルギーの抑制・免疫力の強化・美肌効果などがある。ただとりすぎには注意。
などの成分が、バターよりも【ギー】のほうが多く摂れます。
なかでも、コーン油・大豆油・グレープシードオイルなどに含まれる【オメガ6オイル】の不飽和脂肪酸(リノール酸)は、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞を招きやすく、それらはバターよりも【ギー】のほうが含有量が少ないです。
ギーのメリット
◎栄養価が高い
◎常温で長期保存が出来る
◎酸化しづらく、炒めものや揚げ物でも使える
◎乳糖不耐症の人でも食べられる
グラスフェッド・ギーとは?
グラスフェッドギーとは、広い牧草地帯でグラス(牧草)を食べ、のびのび育っているストレスの少ない牛の乳を原料にして作られている【ギー】のことです。
おすすめの【グラスフェッド・ギー】
グラスフェッド・ギーをコーヒーに混ぜるだけで、手軽にバターコーヒーが楽しめます。
【GHEE EASY 】ココナッツ・ギー