こんにちは!マレーズです。
マレーシアでは、ここ1-2年でプラスチックゴミを減らす対策が強化されてきています。SDGs(エスディージーズ)な生活になるように、かなり意識を高めています。
今回は、マレーシアのプラスチックゴミについてお話ししますね。
SDGsって何?
SDGsは「エスディージーズ」と読み、【Sustainable Development Goals】の頭文字を取ったもので「持続可能な開発目標」という意味があります。
2015年9月、国連加盟193ヶ国が2016年から2030年までの15年間で達成することを目的に決められた17個の大きな目標のことです。それぞれの大きな目標には各10個ずつくらいの小さな目標も掲げられています。
こうやって世界中で目標を掲げて1つになって、生活環境や地球環境を良くしていこうという気持ちと行動はとても大事ですね。
2014年-2019年前半頃のマレーシアのプラスチックゴミ
私たちがマレーシアに移住してきた2014年頃は、いろいろなプラスチック製品が日常生活に溢れていました。道路にもゴミが落ちていたりすることが多かったですね。今では見ることが減ってきましたがマレーシア在住者なら知っている方も多い、赤とオレンジの薄手のプラ袋も沢山使われていました^_^
スコール(豪雨)が一気に降ることが多いマレーシアでは、雨水を一気に排水する必要があるために道路の横やショップロットと呼ばれる店舗が並ぶ建物に沿って、場所によってはフタのない深さ150 -160cmくらいもある排水溝があったりします。そこにもプラゴミがよく落ちていたりもしました。
また工事でそれぞれ別の場所で道路を掘り返しているのを見たとき、土の中からスーパーのレジ袋やストローなどのプラゴミやいろんなゴミが沢山飛び出していたのを見てビックリした覚えがあります。
お店やスーパーではレジ袋が大量に消費されていましたし、屋台などでは「テ・タレ」というミルクティーが日本のお祭りで金魚が入っているような袋に入れられていて^_^それをストローで飲みますが、そういった飲み物にもプラ袋がよく使われていました。これは使用禁止になったはずですが、今でも見かけます。
2019年後半以降のマレーシアのプラスチックゴミ
まずは大手スーパーマーケットが、土曜日だけレジ袋配布をしないようにしていたり大企業から取り組みを始めていました。
Village Grocer・B.I.G・Lotus’s(旧TESCO)などの大手スーパーは、2020年末くらいからレジ袋を有料に切り替えたり、レジ袋の配布自体を廃止しています。また2022年から同系列店のVillage Grocer・B.I.Gは、野菜や果物に使われているプラスチック袋の削減にも取り組み始めました。スーパーの中ではこの2店が一番環境の対策をしていて、素晴らしい★と思います。
Tealive(ドリンク店)は、プラスチック削減のためにストローを紙製にしたり、レジ袋は土に還る素材を使ったものを使うなど、いろんな企業が環境を守るための努力しています。
マレーシアのゴミ問題
海外の欧米国をはじめとする先進国から、マレーシアにプラスチックゴミが船のコンテナで運ばれてきているという事実があり、その国にはなんと日本も含まれています。自国のゴミは自国で処分しているものだと今までは思っていたので、マレーシアが自国以外に海外のゴミも処分していることにビックリしました。こういうことをしていたので、マレーシア全体の大気や水質にも影響が出ています。
これはマレーシアで問題になっていて、2019年には送られてきたプラスチックゴミは送ってきた国に返還し、残っているゴミの入ったコンテナもすべて返還するとのニュースが流れていました。マレーシアはゴミ捨て場じゃないですものね。
今まで先進国がお金で解決させていたこの仕組みを、変えようとしているマレーシアの環境大臣は素晴らしいです!
また世界的に目に見えるプラごみだけではなく、目に見えない微細なマイクロプラスチックも問題になっています。
プラスチックを浪費する人間→海に流出したマイクロプラスチックを食べる魚→その魚を食べる人間。。。
「自分たちが周りにしたことは、いずれ自分たちに還ってくる」
これはいろんなことに共通する法則のように感じます。
私たちがいなくなる何十年後もこの地球に住む人たちが安心して暮らせるように、私たちも出来ることからSDGsを達成できるように行動していきたいですね!