こんにちは!マレーズです。
マレーシアでは、2020年から2年間コロナの行動制限があったことを忘れるほど普段の生活に戻り民族ごとのお祭りも再開されています。イスラム教・マレー系の最大のお祭り「ハリラヤ プアサ」は毎年1年に一回おこなわれています。
今回は、そのイスラム教の祝日「ハリラヤ プアサ」についてご紹介したいと思います。
マレーシアのハリラヤとは何?
イスラム教の国で行われる行事である、「ラマダン(約1ヶ月の断食)」終了後にあるのが、イスラム教最大のお祭り「ハリラヤ プアサ」です。
ハリラヤ プアサでは何をするの?
この「ハリラヤ プアサ」は2日間あり、この日までにイスラム教徒の家族は家の掃除をしたり、家族でお揃いの新しい服「Baju Raya(バジュ ラヤ)」を新調して、ハリラヤ プアサの日までに「Balik Kampong(バリ カンポン)」と呼ばれる里帰りをします。「Kampong」は集落(田舎や村)という意味。
イスラムのモスクで礼拝や先祖へのお墓参り、そして家族や親戚と集まって一緒にご飯を食べてハリラヤのお祝いをします。クアラルンプールにあるKLタワーでは、縁起のいいグリーンにライトアップされていてとてもきれいです。
そして「Duit Raya(ドゥイ ラヤ)」という日本のお年玉袋や中国のアンパオと同じ意味を持つ袋に、お金(相場はRM2くらいRM10くらい)が入っていて、子どもたちが大人たちからもらいます。
みんなで一緒にお祝いを終えたあとは、お墓参りに行ったり親戚の家に挨拶周りをしたりします。私たちがハリラヤデーに外出した時には、マレー系のお墓でお墓参りをしているマレー人家族をたくさんみかけました。日本のお正月とお盆を一度にするイメージですね。
ラマダン・ハリラヤの時期はいつ?
イスラム教の行事は太陰暦にもとづいて日にちが決められるため、毎年日にちが変わります。2022年のハリラヤは、マレーズ一家が移住してきて以来はじめてハリラヤの日が前日の5月2日に変更されました。戸惑った方も多かったのではないでしょうか?^_^
2022年のラマダンは4月2日から5月1日の日没で終了。そしてハリラヤ プアサは、5月2日・3日になったので、メーデーが5月2日から5月4日に移動しました。
マレーシアは民族ごとにお休みがあるので、とにかく連休がたくさんあります。ちなみに、2022年のハリラヤプアサの次の週は、中華系の休日「Wesak day」でした^_^
2022年5月3日の夕方ドライブしながら空を見ると、新月を過ぎた細~い三日月が顔を出していました。一年で最大のイスラム教徒の行事である、1ヶ月間のラマダン&ハリラヤ プアサの終わりを実感する一瞬です。
★Selamat Hari Raya Aidilfitri★(スラマ ハリ ラヤ アィディルフィトゥリ)